「さいたま国際芸術祭2023」はつまらなかった?市民プロジェクトの「本音会議」
こんにちは。アコレおおみやスタッフのNです☆2023年12月9日、土曜アーツチャレンジ「本音会議@さいたま国際芸術祭2023」SACP BASE(大宮図書館 氷川の杜ひろば)へいってきました。
関係者も参加者も立ち寄った人も輪になり「芸術祭」について「本音」を語り合う場です。
ゲストに、さいたま観光大使のあらい太朗さん、市民プロジェクト・キュレーターの松永康さん、飯島浩二さん。聞き手は浅見俊哉さん。作品も展示されている大宮図書館 氷川の杜ひろばで意見交換を行いました。
(写真上 左から 浅見俊哉さん、飯島浩二さん、あらい太朗さん、松永康さん)
2023年10月7日(土)〜12月10日(日)にかけて、さいたま国際芸術祭2023を開催されました。芸術祭テーマは「わたしたち」。
気候変動、社会格差、分断など、さまざまな問題を抱える世界をあらたな目線でもう一度「みる」ことにつながる芸術祭を目指し、現代アートチーム 目[mé]のディレクションによるメイン会場は旧市民会館おおみやで行われました。
鋭い意見を連発したのが、ゲストのさいたま観光大使でもある漫画家・イラストレーター・似顔絵師のあらい太朗さんです。「自分は蚊帳の外だからお客さんに近い」と、地元の文化人として愛ある厳しい本音をお話しました。
メイン会場について
(メイン会場の感想は)つまらない。「つまらない」は「おもしろい」の種類の入る。心が動いたとゆうこと。何も感じないが一番最悪
市民に現代アートはわかりにくい。会場は迷路のようで、親切なつくりがほしかった。市民はガイドがないとわからない
足の悪い人には厳しい。階段の上り下りができない
メイン会場が大宮駅から離れている
(さいたま国際芸術祭2023 ディレクター 現代アートチーム 目[mé]について)アートを純粋にやってこられた方だと思う。芸術祭の感想を聞いてみたい
芸術祭について
まずは地域の文化芸術・芸術家を育てること。機運が高まったら芸術祭だ
いちばんは大切なのは(芸術祭を観覧して)心が動くか動かないか
現代アートで費用対効果は難しい
芸術祭は「観光」でもある。自分はさいたま観光大使なのにオープニングにも呼ばれていない
飯島浩二さん
アーティストは感動のセールスマン。(自分はいつも)アーティストだけど今回はキュレーターで大変だった。アーティストの方がいい
松永康さん
アートだけでは何もできない。かかわりあえる人達がいないと。作家やギャラリー、関係者、市民とともに「創発inさいたま」をつくった
参加者
市民サポーターの出番が少なかった。モヤモヤ感がある
全盲の写真家・白鳥健二さんのトークショーが素晴らしかった
など
文化芸術は、人々の創造性を豊かにし、生活にゆとりをもたらし、豊かな人間関係を育むものであり、これからの社会生活にとって一層重要な意義を持つものです。(一部抜粋)https://www.city.saitama.lg.jp/004/005/005/p098394_d/fil/2023kaisaigaiyou.pdf
さいたま国際芸術祭実行委員会会長 清水勇人(さいたま市長)
様々な課題があり、試行錯誤を繰り返す芸術祭です。3年に一度の芸術祭。さいたま国際芸術祭2026が開催されますように!!
さいたま国際芸術祭2023 https://artsaitama.jp/