人形の産地として供養は使命「人形供養祭」人形のまち岩槻で60年目

岩槻城址公園の人形塚
人形塚脇の黒門の周り

人形の産地として供養は使命「人形供養祭」人形のまち岩槻で60年目の伝統行事

捨てられない人形などを供養する「人形供養祭」が11月3日(祝)、さいたま市岩槻区の岩槻城址公園の人形塚周辺で行われました。

主催は岩槻人形協同組合 人形供養祭実行委員会です。

飾らなくなったり、壊れてしまったりした「捨てるにしのびない」人形を、岩槻仏教会 僧侶の読経のもと、参加者が焼香し、冥福を祈り供養するイベント。「人形のまち岩槻」で毎年11月3日(祝)に開催され、今年で60年目になる伝統行事です。

ひな人形、五月人形などの日本人形のほか、こけし、西洋人形、ぬいぐるみ、だるまなど、思い出の詰まった人形たちが人形塚脇の黒門の周りに並べられました。

人形供養は当日の持ち込みのほか、年間を通して事前の受け付けも行っています。

岩槻人形協同組合の矢作悦士さんは「供養したい人形が全国から集まります。人形の産地として、人形作りからお別れまで見送ることは使命だと思っています」と話しました。

フォトレポート

供養式典には、清水勇人さいたま市長や竹居秀子さいたま教育長らも出席
岩槻仏教会 僧侶の読経
参加者が焼香。人形の冥福を祈る
人形塚脇の黒門の周りに並べられた、供養される人形たち

岩槻人形協同組合 https://doll.or.jp/

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