被爆者がつなぐ命のバトン 被爆・戦後80年 次世代へ平和を語り継ぐイベント 浦和区で開催 

被爆者がつなぐ命のバトン 被爆・戦後80年 次世代へ平和を語り継ぐイベント 浦和区で開催 

蕨市に本部がある生活協同組合パルシステム埼玉は、さいたま市浦和区の活動施設「ぱる★てらす」で、被爆者や次世代を担う人たちが核兵器のない世界を語るイベント「Hibakusha Dialogue」を開催します。被爆者とともに平和を語り継ぐ意味を考えます。

「非核特使」から聞く被爆体験

被爆証言を伝えてくれるのは、詩人でエッセイストの坂下紀子さんです。坂下さんは2歳の時、広島で被爆しました。当時の記憶はないものの、母や祖母が語った被爆による心身の苦痛を伝える証言活動を続けています。幼かった坂下さんの被爆を「ひどいことをした」と悔やみ続けた母の記憶を「命のバトン」として受け止め、語り継いでいます。

坂下さんは、外務省が委嘱する「非核特使」として、国際NGOピースボートが主催する「ヒバクシャ地球一周証言の航海」に参加し12か国14都市で核兵器廃絶を訴えるなど、多くの場で活動しています。イベントでは、当時の担当者として被爆者に寄り添い乗船した古賀沙織さんとともに、参加者との対話を促します。

被爆者と次世代つなぐプロジェクト

イベントは、核兵器をなくす日本キャンペーンが呼びかける「Hibakusha Dialogue https://nuclearabolitionjpn.com/archives/7766 」プロジェクトの一環です。核兵器のない世界を目指し活動する次世代の若者たちが、被爆者との対話により核兵器廃絶の重要性を考えてもらうため、各地域で企画しています。 

被爆者の平均年齢が86歳(2025年3月、厚生労働省)を超え、直接の証言を聞ける機会が減少しています。核兵器使用が生み出す災禍の実相を次世代に伝えていくため、私たち一人ひとりができることを問いかけます。会場のようすはオンラインでも配信し、参加者とともに平和の意味に向き合います。

被爆・戦後80年企画「平和のメッセージを語り継ぐ意味を考える」開催概要

  • 日時:2025年8月8日(金)13時30分~15時30分
  • 会場:組合員活動施設 ぱる★てらす(埼玉県さいたま市浦和区東仲町10-7)/オンライン
  • アクセス:JR浦和駅下車 東口から徒歩3分
  • 参加費:無料
  • 定員:会場25人、オンライン50人
  • 申込:https://pb002.pal-system.biz/kdou/com.kdou.wp_kkwmk?INS,00025275,0,0,0 申込締切 7月27日(日)

PR TIMES より https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000854.000006976.html

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