【レポート】森美術館開館20周年記念展「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」

【レポート】

森美術館開館20周年記念展

「ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会」

森美術館

現代アートを8つの教科で紹介。学校で習う教科を現代アートの入口とし、見たことのない、知らなかった世界に多様な観点から出会う試み

1990年代以降、現代アートは欧米だけでなく世界の多様な歴史や文化的観点から考えられるようになりました。

それはもはや学校の授業で考える図画工作や美術といった枠組みを遙かに越え、むしろ国語・算数・理科・社会など、あらゆる科目に通底する総合的な領域ともいえるようになってきました。

森村泰昌 肖像(双子) 1989年 所蔵:森美術館(東京)

それぞれの学問領域の最先端では、研究者が世界の「わからない」を探求し、歴史を掘り起こし、過去から未来に向けて新しい発見や発明を積み重ね、私たちの世界の認識をより豊かなものにしています。

奈良美智 Miss Moonlight 2020年 所蔵:森美術館(東京)

現代アーティストが私たちの固定観念をクリエイティブに越えていこうとする姿勢もまた、こうした「わからない」の探求に繋がっています。

展覧会のセクションは「国語」、「社会」、「哲学」、「算数」、「理科」、「音楽」、「体育」、「総合」に分かれていますが、実際それぞれの作品は複数の科目や領域に通じています。

また、企画展としては初めて、出展作品約150点の半数以上を森美術館のコレクションが占める一方、本展のための新作も披露され、54組のアーティストによる学びの場、「世界の教室」が創出されます。

【アコレおおみやスタッフの感想】現代アートは感性のトレーニングですね。8つの教科から、自分なりに作品を解釈しました。学びになりました。疲れました、、ボリューム満点の展覧会です!

森美術館開館20周年記念展
ワールド・クラスルーム:現代アートの国語・算数・理科・社会
  • 会期:2023年4月19日(水)~ 9月24日(日)会期中無休
  • 開館時間:10:00~22:00※会期中の火曜日は17:00まで※ただし5月2日(火)、8月15日(火)は22:00まで※最終入館は閉館時間の30分前まで
  • 会場:森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
  • 観覧料:[平日]一般 2,000円(1,800円)[土・日・休日]一般 2,200円(2,000円)など
    ※専用オンラインサイトでチケットを購入すると( )の料金が適用される
  • 問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
  • ホームページ:https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/classroom/

※本展は、事前予約制(日時指定券)を導入しています。専用オンラインサイトから「日時指定券」を購入ください
※専用オンラインサイトはこちら https://visit.mam-tcv-macg-hills.com/
※当日、日時指定枠に空きがある場合は、事前予約なしで入館できます
※表示料金は消費税込

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