「若い世代に受け継ぐ」日本被団協 平和賞受賞報告 大野知事を訪問
ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の代表委員で、県原爆被害者協議会名誉会長の田中煕巳さん(新座市在住)と事務局長次長の浜中紀子さん(行田市)らが、1月17日、埼玉県庁の大野元裕知事を表敬訪問しました。
田中さんは昨年12月、ノルウェーのオスロで開催されたノーベル平和賞受賞式へ出席し「今までやってきたことを元気を出して取り組んでいく。被爆2世、3世に手伝ってもらい、受け継いでもらう」と訴えました。
大野知事は「核のない世界を一刻も早くというのは共通理解。日本被団協の活動は、将来に向けてとても大切な活動。感謝している」と話しました。
訪問後、報道陣に田中さんは「核兵器は非人道的。いかに核兵器を使わせないためにできるだけ廃絶を訴えたい」とし、「被爆者は高齢化している。若い世代にどうやって受け継いでいくかが最大の課題」と述べました。