
いろんなことにチャレンジしたい 女性初 新たな さいたま市認知症希望大使 任命
認知症になっても希望を持って暮らすことができる姿を発信する、さいたま市認知症希望大使(認知症本人大使)。
大宮区在住の田辺邦代さんが新たに希望大使として任命され、9月17日にさいたま市役所で任命式が行われました。
清水勇人さいたま市長から委嘱状を受け取り、田辺さんは「いろんなことにチャレンジしたい。認知症になって『むしろパワーアップ』したと思っています。」と意欲を語りました。
田辺さんは61歳の主婦で夫と二人暮らし。2024年に若年性アルツハイマー型認知症の診断を受けました。現在は自身の経験を活かし、認知症当事者へ傾聴や助言など支援活動をしています。
認知症に気がついたきっかけのひとつに、渡辺さんはフライパンを冷凍庫に入れようとしたことで、家族がおかしいと感じはじめたそうです。
夫の直樹さんは「認知症は理解されていないことが多い。(認知症は)進行していくので、今しかできないことをやる。『好きにやれ。やりたいことをやれ。』全力で妻をサポートします。」と力強く話しました。
清水市長は「認知症のイメージを変えてほしい。決してマイナスじゃない。困難な事も受け入れながら楽しく生きていける。田辺さんが発信力になってくれたら」と期待を込めました。
さいたま市認知症希望大使は全国の政令指定都市では初めての設置。新たに田辺さんが加わり、現在の希望大使は3名です。
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