
【レポート】「アーティスト・プロジェクト#2.08 松平莉奈 コードとモード」埼玉県立近代美術館
関西を中心に活躍する松平莉奈。松平は、人と人は完全には理解しあえないことを前提に、「他者について想像すること」をテーマに具象画を制作しています。
特に、歴史上表立って取り上げられてこなかった無名の人物などを入念にリサーチし、積極的に絵画化してきています。松平自身の解釈を織り交ぜて描かれた人物像は、時にコミカルに、迫真的に、見る側に思わぬ共感や驚きをもたらします。
今回は、埼玉ゆかりの南画家・奥原晴湖(1837-1913)の作品と生涯に関心を抱いた松平が、その足跡を追うなかで見出した学び(=code)と、松平独自のスタイル(=mode)をテーマに、作品を発表します。
フォトレポート







「アーティスト・プロジェクト#2.08」とは
埼玉県立近代美術館が 2016年度に開始したプログラム。MOMAS コレクション(収蔵品展)の枠内で立ち上げた、収蔵作家による「アーティスト・プロジェクト」を、コレクションから独立した企画へと発展させました。収蔵作家という制約にとらわれず、活躍中のアーティストを紹介します。
作家プロフィール 松平 莉奈 (まつだいら りな)
1989 年兵庫県出身。2014 年に京都市立芸術大学大学院美術研究家日本画専攻を修了。主な展覧会に、2024 年個展「天使・花輪・ケンタウロス」髙島屋(京都店・横浜店・日本橋店)、個展「開発の再開発vol.4 松平莉奈 3 つの絵手本・10 歳の欲」gallery αM(東京都)、2023 年「日本画の棲み家」泉屋博古館東京、個展「蛮」KAHO GALLERY(京都府)など
アーティスト・プロジェクト#2.08 松平莉奈 コードとモード
- 会期:2025年2月1日(土)- 5月11日(日)
- 休館日:月曜日(2月24 日、5月5日は開館)
- 会場:埼玉県立近代美術館 2 階展示室 D
- 開館時間:午前10時-午後5時30分
- 観覧料:無料
- 問い合わせ:TEL: 048-824-0111(埼玉県立近代美術館)
- ホームぺージ:https://pref.spec.ed.jp/momas/
同時開催
企画展「メキシコへのまなざし」 2025年2月1日(土)-5月11日(日)2階展示室 B・C、有料
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