「吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる」埼玉県立近代美術館
吉田克朗の全貌に迫る初の回顧展。「もの派」の動向の再検証
1960年代末に日本の戦後美術に変革をもたらした「もの派」の中核作家であり、その後、実験的な手法を通して絵画を探求した吉田克朗（1943－1999年）。この展覧会は、その全貌に迫る待望の初回顧展です。
1943年に埼玉県深谷市で生まれた吉田は、多摩美術大学に進学し、斎藤義重の下で指導を受け、同時代の海外の美術動向にも興味を持つようになります。
作品上《かげろう”4013″》1984年｜油彩、アクリル、アルミ粉、カンヴァス｜宇都宮美術館蔵
《650ワットと60ワット》1970年｜コード、電球、鉄｜埼玉県立近代美術館蔵
55歳での早すぎる死を迎える直前まで、時代とともに変貌する美術動向の只中で、あるべき制作を追い求めました。
《Work “8”》1970年｜シルクスクリーン、紙｜東京都現代美術館蔵（前期展示）
この展覧会は、記録写真や未公開の資料を交え、もの派を代表する初期作品から、1990年代後半の絵画の大作までを振り返り、吉田克朗の制作の軌跡を辿ります。
《触 “春に”Ⅴ》1998年｜油彩、アクリル、黒鉛、カンヴァス｜神奈川県立近代美術館蔵
すべて©️The Estate of Katsuro Yoshida/ Courtesy of Yumiko Chiba Associates
吉田克朗展 ―ものに、風景に、世界に触れる
- 会期：2024年7月13日（土） ～ 9月23日（月・祝）※会期中一部展示替えがあります。前期｜8月18日（日）まで後期｜8月20日（火）から
- 休館日：月曜日（ただし、7月15日、8月12日、9月16日、9月23日は開館）
- 開館時間：10:00 ～ 17:30（展示室への入場は17:00まで）
- 観覧料：一般1100円 など
- 問い合わせ：電話 TEL: 048-824-0111
- ホームぺージ：https://pref.spec.ed.jp/momas/
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