
「Nerhol 種蒔きと烏 Misreading Righteousness」埼玉県立近代美術館
erhol(ネルホル)は、グラフィックデザイナーの田中義久(1980-)と彫刻家の飯田竜太(1981-)により2007年に結成されたアーティストデュオです。
人物を連続撮影した写真の束に彫刻を施した初期のポートレート作品で注目を集めた彼らは、他者の思想や異なる分野領域とも大胆に接続しながらその関心と対象を拡げ、表現を深化させていきます。

写真と彫刻のみならず、自然環境と人間社会、可視性と不可視性といったさまざまな境界を往還し紡ぎ出される表現は、幾重にも張り巡らされた複数の関係を繙き繋ぐ、独自の価値を獲得してきました。

その表現活動の歩みを振り返る大規模個展「Nerhol 水平線を捲る」(千葉市美術館、2024年)に続き開催される本展では、最新作を中心に未発表作を加えた約80点による構成で彼らの多層的な探究の現在地を紹介します。

「種蒔きと烏 Misreading Righteousness」。本展が掲げるタイトルには、物事や行為の一義的な確かさに問いを投げかけ、そこに潜在する意味や覆い隠された関係を注視してきた二人の一貫した姿勢が反映されています。私たちの日常への意識にささやかな変容をもたらす。本展がその機会となることを願います。
Nerhol 種蒔きと烏 Misreading Righteousness
- 会期:2025年7月12日(土)- 10月13日(月・祝)
- 会場:埼玉県立近代美術館(さいたま市浦和区常盤9-30-1)
- 休館日:月曜日(7月21日、8月11日、9月15日、10月13日は開館)
- 開館時間:10:00~17:30(展示室への入場は17:00まで)
- 観覧料:一般1400円 など
- 問い合わせ:TEL: 048-824-0111
- ホームぺージ:https://pref.spec.ed.jp/momas/
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