【レポート】スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた
国立西洋美術館
リベーラからゴヤ、ピカソ、ミロ、ダリ、、400年を旅する日本初の展覧会
フラメンコ、闘牛、アルハンブラ、ベラスケス、そしてドン・キホーテ…我々が思い浮かべるスペインの典型的な「イメージ」の多くは、19世紀にこの国を訪れた外国人旅行者たちによって確立されたものでした。
そうしたイメージの形成、流通に大きな役割を果たした媒体が、大量に刷ることができ、簡単に持ち運びができた版画でした。
本展は、17世紀のリベーラからゴヤ、フォルトゥーニ、ピカソ、ミロ、ダリら巨匠たちの仕事を含んだスペイン版画の系譜を辿ることに加え、ドラクロワやマネなど19世紀の英仏で制作されたスペイン趣味の作品を多数紹介します。
また、出品作約240 点の作品は探る国立西洋美術館の収蔵品を中心に、国内約40箇所から作品を拝借。今日までの日本におけるスペイン美術の受容と豊かなコレクション形成の様相を浮き彫りにすることも試みます。
「スペインのイメージ:版画を通じて写し伝わるすがた」国立西洋美術館
- 会期:2023年7月4日(火)~9月3日(日)
- 開館時間:9:30~17:30 毎週金・土曜日 9:30~20:00
- 休館日:月曜日、7月18日(火)(ただし、7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開館)
- 会場:企画展示室
- 観覧料金:一般1,700円 など
- 問合せ:電話050-5541-8600(ハローダイヤル)
- ホームぺージ:https://www.nmwa.go.jp/