児童虐待を経験したドキュメンタリー「リアルボイス」の上映会。産業文化センターで開催
児童虐待を経験し、大人になった今も虐待の生きづらさを感じる若者達の声を集めたドキュメンタリー映画「リアルボイス」の上映会が、1月27日に、与野にあるさいたま市産業文化センターで開催されました。
監督の山本昌子さん自身も虐待を経験した当事者であり、実親からのネグレクトを受け保護され、生後4か月から19歳まで乳児院、児童養護施設、自立援助ホームで育ちました。「ひとりでも多くの人に知ってもらいたい」という強い思いから映画の企画をしました。
山本さんは「埼玉県、さいたま市内では何度も上映会を開催しました。ありがたいです。映画はたくさんの人に伝えたいので無料上映です。虐待の経験をした若者と接する中で、子どもの頃に貧困や虐待を受けても、お母さんが可哀そうだった、助けてあげたかったと母親を思う声がありました。
母親は子育てや経済に負担がかかります。お母さんも子どもも救えるような、これからは日本の子育てを応援するような活動をしてみたいですね。」と笑顔で話しました。
映画上映会後、アーティスト松井亮太さんのコンサートが行われ、「存在証明」を歌いました。「存在証明」は、2014年に川口市で起こった祖父母殺害事件で服役中の(当時17歳)元少年が詩を書いて、松井さんが曲をつけました。
「リアルボイス」上映会は、2月4日に坂戸市に入西地域交流センターで開催されます。
みな風地域食堂 https://sikodomoshokudo.wixsite.com/minakaze