
江戸時代(18世紀) 龍門寺(さいたま市) 蔵
特別展「大名と菩提所」
県内初出展の資料も多数 埼玉県域にゆかりの大名家とその菩提所を紹介
埼玉県立歴史と民俗の博物館では10月11日(土)から、特別展「大名と菩提所」を開催します。
江戸時代の埼玉県域には忍・岩槻・川越に城郭が存在し、いずれも江戸近郊の要所の守りを固めるため、城主には幕府の要職に就いた譜代大名らが任ぜられました。
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天保6年(1835) 光巖寺(群馬県前橋市) 蔵
これらの大名たちは、参勤交代や転封(てんぽう)を繰り返すなかで江戸と国許(くにもと)の両方に菩提寺を持ったり、転封に伴い菩提所を変えたり、一貫した墓域を形成したりと、菩提所や墓の在り方は「家」ごとに異なりました。
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承応2年(1653) 米津寺(東京都東久留米市) 蔵
そもそも菩提所とは、菩提を弔(とむら)う場所のこと、すなわち先祖の供養(くよう)を行う場のことを指します。江戸時代の大名たちにとって先祖を供養し、子として親の葬儀を執行することは、正当な後継者としての立場を表明する重要な場でもありました。
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本展では260余年の泰平の世を支えた大名が眠る菩提所に注目します。
特別展「大名と菩提所」
- 会期:令和7年10月11日(土)~11月24日(月・振休)
- 時間:9:00~16:30(観覧受付は16:00まで)
- 休館日:月曜日(※ただし祝日10月13日(月)、11月3日(月)、24日(月)は開館
- 会場:埼玉県立歴史と民俗の博物館 特別展示室
- 観覧料:一般600円 など
- 問い合わせ:048-645-8171
- ホームぺージ:https://saitama-rekimin.spec.ed.jp/

