前さいたま市教育長の細田眞由美さんが講演 「子どもたちのために大人ができること」とは?
7月24日、レイボックホール(市民会館おおみや)にて、子ども達のために考える大人ができること、家庭と学校の役割をテーマに、前さいたま市教育長の細田眞由美さんの講演会が、一般社団法人ドリームプロジェクト(さいたま市・理事長 田中謙治)の主催で開催されました。
細田さんは英語教師や高校の校長を経て、2017年6月より約5年間教育長を務め、現在は、うらわ美術館館長や大学院講師などの要職についています。細田さんが教育長を務めたとき、さいたま市は中学生の英語力で全国日本一を実現、この教育法の紹介した細田さんの著書『世界基準の英語力』は大きな話題を集めています。
今回の講演では、ユーモアを交えながら自身の体験を紹介し、子ども達には世界に横たわる課題を自分ごととして捉えられる力を養い、自身がプレイヤーとして何ができるかを考えてほしいと語りました。そのために「大人が変わらなければ子どもは変わらない。学び続けてムーブメントを起こしてほしい」と呼びかけました。細田さん講演後は、細田さんと元経済産業副大臣で国際弁護士の牧原秀樹さんとの特別対談も行われました。
(著書紹介)
『世界基準の英語力 全国トップクラスのさいたま市の教育は何が違うのか』
細田眞由美著/時事通信社 細田さんの教育長時代、さいたま市は文部科学省「英語教育実施状況調査」の「中学生の英語力(都道府県・指定都市別)」で4回連続日本一を達成した。
これを実現した、「グローバル社会を生き抜く力」を重視し、「聞く」「話す」「読む」「書く」をバランスよく身に付ける英語教育「さいたまメソッド」とは?細田さんが作った経緯や、その本質、「世界基準の英語力」を武器にした子ども達のチャレンジなどを綴っている。自宅でも簡単に実践できる「さいたまメソッド」も紹介。
(2024年10月17日発行 Acoreおおみや no.62 掲載)