東武野田線・七里駅に北口と南北を結ぶ通路が完成。住民の利便性が広る

東武野田線・七里駅に北口と南北を結ぶ通路が完成

東武野田線(東武アーバンパークライン)七里駅の駅舎橋上化と北口駅前広場が完成し、3月31日に同広場で完成式典が開催されました。

同日より、北口と、駅の南側・北側を結ぶ南北自由通路の使用も始まりました。

これまで、地上駅だった七里駅には南側にしか改札がなく、北側の利用者は駅から250メートル以上離れた踏切を渡って駅に行かなければなりませんでした。

また、駅の南側に集積する商業施設や金融機関を利用する場合も、北側からのアクセスは不便で市街地が分断された状態でした。

北口と南北自由通路の完成により、24時間南北を行き来することができるようになり、地域住民の利便性が広がりました。

新駅舎のデザインは2018年に実施された市民・駅利用者へのアンケートで選ばれた案が採用されています。

外壁は金属やタイル他、木目調の材質も組み合わせ、スッキリとモダンで落ち着きあるデザインです。内装は木目調の壁で仕上げられており温もりを感じる空間になっています。

完成式典では、さいたま市民「有志の会」の皆さんが寄贈した時計塔も披露されました。時計塔は新駅舎のシンボルになりそうです。

大宮駅から4駅の七里駅では、駅周辺で土地区画整理事業が進められています。

この事業には駅にアクセスできる都市計画道路の整備なども盛り込まれており、今後の人口増加に合わせた生活基盤の向上と活性化が期待されています。

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