【レポート】「モネ 睡蓮のとき」国立西洋美術館 モネ晩年の最重要テーマ、「睡蓮」の作品20点以上が展示
印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)。一瞬の光をとらえる鋭敏な眼によって、自然の移ろいを画布にとどめました。しかし後年になるにつれ、その芸術はより抽象的かつ内的なイメージへと変容してゆきます。
モネの晩年、最たる創造の源となったのが、ジヴェルニーの自邸の庭に造られた睡蓮の池に、周囲の木々や空、光が一体となって映し出されるその水面でした。
そして、この主題を描いた巨大なカンヴァスによって部屋の壁面を覆いつくす “大装飾画”の構想が、最期のときにいたるまでモネの心を占めることになります。本展の中心となるのは、この試行錯誤の過程で生み出された、大画面の〈睡蓮〉の数々です。
本展では、パリのマルモッタン・モネ美術館の所蔵作品およそ50点に、国立西洋美術館をはじめ日本各地に所蔵される作品を加えた、計64点のモネの絵画を展覧します。日本においては過去最大の規模で、モネの〈睡蓮〉が一堂に会する機会となります。
モネ 睡蓮のとき
- 会期: 2024年10月5日(土)~2025年2月11日(火・祝)
- 会場:国立西洋美術館
- 休館日:月曜日、10月15日[火]、11月5日[火]、12月28日[土]-2025年1月1日[水・祝]、1月14日[火](ただし 、10月14日[月・祝]、11月4日[月・休]、2025年1月13日[月・祝]、2月10日[月]、2月11日[火・祝]は開館)
- 開館時間:9:30 〜 17:30(金・土曜日は21:00まで)※入館は閉館の30分前まで
- 観覧料:一般 当日券 2,300円 など
- 問い合わせ:050-5541-8600(ハローダイヤル)
- 公式サイト:https://www.ntv.co.jp/monet2024/